子どもが勉強するようになる環境つくりとアドバイス [子どもの勉強意欲について]
「勉強をしなさい!」
と言っても子どもが勉強をしないのであれば、どうすれば良いのか。
今回は、子どもが”継続的”に勉強するようになる方法をお伝えします。
先に、ひとつ答えを言ってしまいますね。
家庭内で、勉強にさせるような雰囲気をつくるのです!
これも家庭内の環境つくりの一つです。
小学校のときから、勉強する子どもとしない子どもが居たと思います。
その差はどこで生まれているかというと、この家庭の雰囲気(環境)なのです。
心理学や社会学で使われる用語に、ヒドゥン・カリキュラムという言葉があります。
日本語にすると、隠されたカリキュラムという意味です。
どういうことか説明しますね。
学校では学習指導要領に則った正式のカリキュラムがあります。
しかしそれの他にも、どういうことが推奨されるのかという、無意図的な“空気”があると思います。
その“空気”がヒドゥン・カリキュラムなのです。
例えば、「わからないことがあれば手を挙げて質問してください。」という先生は多いですよね。
しかし、実際に手を挙げてわからないことを質問し続けるのは、授業の進行を妨げるので良くないという暗黙の了解があります。
家庭での雰囲気も、このヒドゥン・カリキュラムと同じことが起きているのです。
子どもは親の行動を見て育ちます。
その親が、新聞を読まないで、テレビのスポーツやバラエティー番組だけを見ていると、子どももそうするのが良いことだと思ってしまいます。
実際に、母親の学歴と子どもの勉強意欲、学歴は関係している(正の相関を持っている)というデータもあります。
母親が中卒の子どもと、母親が大卒の子どもを比べると、
後者よりも前者の子供の方が、成績が悪い傾向があるそうです。
親の姿勢が問われているのです。
ですので、お子さんが勉強をするよりも前に、まずは親から勉強を始めてみて下さい。
本を読む、新聞を読む、テレビでニュースや教養番組を見る、なんでも良いです。
このサイトではおすすめの勉強の方法などを配信していますので、
その内容を子どもにアドバイスしてあげたりすると、
親も勉強しているというアピールになって良いかもしれませんね。
また、もう一つ子どもを勉強に仕向ける方法があります。
それは、子どもの良いところを見つけて褒めることです。
いつも同じことを褒めていてはつまらないので、
細かい良いところを見つけていって、一つ一つ褒めていって下さい。
改めて子どもとの接し方を振り返ってみると、あまり子どもを褒めていなかったという親は案外多いです。
子どもがおつかいから帰ってきたとき、どんな言葉をかけていましたか?
親は子供の世話をしているのだから、子どもがおつかいをするのは当たり前だと思っていませんでしたか?
子どもがそれなりに良い成績の通信簿を見せてくれたとき、子どもにどういう言葉をかけていましたか?
「頑張ったね。次はもっと頑張るんだよ!」
なんて、子どもを褒めてはいるけれども、それよりもプレッシャーを与えるような言い方をしていませんでしたか?
日本の子どもは自尊感情が低い(自分に自信を持っていない)というデータがあります。
日本の親は、子どもを褒めないことが原因の一つです。
自尊感情が低い、ネガティブ思考だと受験に差し障ります。
合格という目標に向かって、ポジティブにものを考えられるほうが、精神的に楽でいられるはずです。
そして、勉強面で親に褒められると、子どもは勉強に目を向けるようになります。
男性ならばよくトイレで目にする、
「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます!」
という皮肉が効いた言葉と同じです(行動心理学では社会的証明といいます)。
この言葉を使うと、他の言葉に比べて便器の汚れが少なくなるそうです。
子どもも、「毎日勉強を頑張って偉いね!」
と褒められると、その言葉があまりに見当違いなものでなければ、褒められた言葉の通り頑張ろうとするものです。
また、“叱って伸びるタイプ”と“褒めて伸びるタイプ”がいるという話がよくあります。
もちろん、“叱って伸びるタイプ”もたくさんいるとは思います。
しかし、叱られているばっかりでいると、子どもは何のために頑張っているのかがわからなくなってしまいます。
子どもは親から叱られないために頑張れば良いのでしょうか?
子どもは、親のためだけに頑張って勉強をしたいと思うほど純粋ではありません。
少しは褒めることが必要なのです。
人は評価されたいという気持ちがあります。
子どもは褒められることで、評価されたと感じたり、達成感を感じます。
自分に自信を持つことができるのです。
最後に、多くの親が子どもを勉強させるために考えがちなことで、間違っていることがありますので書いておきますね。
それは、大学受験をするからといって子どもを受験塾に行かせることです。
周りのサポートさえあれば、大学受験に塾は必要ありません。
私立大学志望で文系は特にそうです。
最近は大学受験の書籍が充実しているので、
適切な時期に適切な参考書を使えば、受験塾に遜色ない成果があげられます。
私がおすすめする参考書は、他の記事に記載してあります。
あえて塾に行く必要があるといえば、
AO推薦対策、記述問題の添削、メンタル面の維持ぐらいでしょうか。
ですので家族などの周りのサポートがあって、一般受験で、記述問題がない私立文系受験で、
常に勉強ができるメンタルが維持できる場合は、塾は必要ありません。
受験塾は、合格のために必ず行かなければいけないところではなくなったのです。
ですので、親が率先して受験塾への入塾を検討するようなことはあまりよろしくありません。
むしろ、子どもに「塾に通わせてほしい!」と言わせることが重要です。
子どもは、塾に“通わせてもらっている”という意識を持ちますし、
より自立した存在として自覚すると思います。
これらについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍がおすすめです。
私もこれらの書籍を参考にしています。
と言っても子どもが勉強をしないのであれば、どうすれば良いのか。
今回は、子どもが”継続的”に勉強するようになる方法をお伝えします。
先に、ひとつ答えを言ってしまいますね。
家庭内で、勉強にさせるような雰囲気をつくるのです!
これも家庭内の環境つくりの一つです。
小学校のときから、勉強する子どもとしない子どもが居たと思います。
その差はどこで生まれているかというと、この家庭の雰囲気(環境)なのです。
心理学や社会学で使われる用語に、ヒドゥン・カリキュラムという言葉があります。
日本語にすると、隠されたカリキュラムという意味です。
どういうことか説明しますね。
学校では学習指導要領に則った正式のカリキュラムがあります。
しかしそれの他にも、どういうことが推奨されるのかという、無意図的な“空気”があると思います。
その“空気”がヒドゥン・カリキュラムなのです。
例えば、「わからないことがあれば手を挙げて質問してください。」という先生は多いですよね。
しかし、実際に手を挙げてわからないことを質問し続けるのは、授業の進行を妨げるので良くないという暗黙の了解があります。
家庭での雰囲気も、このヒドゥン・カリキュラムと同じことが起きているのです。
子どもは親の行動を見て育ちます。
その親が、新聞を読まないで、テレビのスポーツやバラエティー番組だけを見ていると、子どももそうするのが良いことだと思ってしまいます。
実際に、母親の学歴と子どもの勉強意欲、学歴は関係している(正の相関を持っている)というデータもあります。
母親が中卒の子どもと、母親が大卒の子どもを比べると、
後者よりも前者の子供の方が、成績が悪い傾向があるそうです。
親の姿勢が問われているのです。
ですので、お子さんが勉強をするよりも前に、まずは親から勉強を始めてみて下さい。
本を読む、新聞を読む、テレビでニュースや教養番組を見る、なんでも良いです。
このサイトではおすすめの勉強の方法などを配信していますので、
その内容を子どもにアドバイスしてあげたりすると、
親も勉強しているというアピールになって良いかもしれませんね。
また、もう一つ子どもを勉強に仕向ける方法があります。
それは、子どもの良いところを見つけて褒めることです。
いつも同じことを褒めていてはつまらないので、
細かい良いところを見つけていって、一つ一つ褒めていって下さい。
改めて子どもとの接し方を振り返ってみると、あまり子どもを褒めていなかったという親は案外多いです。
子どもがおつかいから帰ってきたとき、どんな言葉をかけていましたか?
親は子供の世話をしているのだから、子どもがおつかいをするのは当たり前だと思っていませんでしたか?
子どもがそれなりに良い成績の通信簿を見せてくれたとき、子どもにどういう言葉をかけていましたか?
「頑張ったね。次はもっと頑張るんだよ!」
なんて、子どもを褒めてはいるけれども、それよりもプレッシャーを与えるような言い方をしていませんでしたか?
日本の子どもは自尊感情が低い(自分に自信を持っていない)というデータがあります。
日本の親は、子どもを褒めないことが原因の一つです。
自尊感情が低い、ネガティブ思考だと受験に差し障ります。
合格という目標に向かって、ポジティブにものを考えられるほうが、精神的に楽でいられるはずです。
そして、勉強面で親に褒められると、子どもは勉強に目を向けるようになります。
男性ならばよくトイレで目にする、
「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます!」
という皮肉が効いた言葉と同じです(行動心理学では社会的証明といいます)。
この言葉を使うと、他の言葉に比べて便器の汚れが少なくなるそうです。
子どもも、「毎日勉強を頑張って偉いね!」
と褒められると、その言葉があまりに見当違いなものでなければ、褒められた言葉の通り頑張ろうとするものです。
また、“叱って伸びるタイプ”と“褒めて伸びるタイプ”がいるという話がよくあります。
もちろん、“叱って伸びるタイプ”もたくさんいるとは思います。
しかし、叱られているばっかりでいると、子どもは何のために頑張っているのかがわからなくなってしまいます。
子どもは親から叱られないために頑張れば良いのでしょうか?
子どもは、親のためだけに頑張って勉強をしたいと思うほど純粋ではありません。
少しは褒めることが必要なのです。
人は評価されたいという気持ちがあります。
子どもは褒められることで、評価されたと感じたり、達成感を感じます。
自分に自信を持つことができるのです。
最後に、多くの親が子どもを勉強させるために考えがちなことで、間違っていることがありますので書いておきますね。
それは、大学受験をするからといって子どもを受験塾に行かせることです。
周りのサポートさえあれば、大学受験に塾は必要ありません。
私立大学志望で文系は特にそうです。
最近は大学受験の書籍が充実しているので、
適切な時期に適切な参考書を使えば、受験塾に遜色ない成果があげられます。
私がおすすめする参考書は、他の記事に記載してあります。
あえて塾に行く必要があるといえば、
AO推薦対策、記述問題の添削、メンタル面の維持ぐらいでしょうか。
ですので家族などの周りのサポートがあって、一般受験で、記述問題がない私立文系受験で、
常に勉強ができるメンタルが維持できる場合は、塾は必要ありません。
受験塾は、合格のために必ず行かなければいけないところではなくなったのです。
ですので、親が率先して受験塾への入塾を検討するようなことはあまりよろしくありません。
むしろ、子どもに「塾に通わせてほしい!」と言わせることが重要です。
子どもは、塾に“通わせてもらっている”という意識を持ちますし、
より自立した存在として自覚すると思います。
これらについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍がおすすめです。
私もこれらの書籍を参考にしています。
タグ:勉強の意欲 塾は必要ない
2012-05-02 03:44
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